どうも。佐藤です。
最近、下肢に力が入るようになってきたと嬉しそうに話して下さる患者さんがいらっしゃいます。
その方は、ちょっとした刺激で神経痛のような強い痛みが下肢に出てしまい、筋肉も落ち、医師からも歩行は期待しないようにと言われていました。
初めてお会いした時は膝も完全に伸び切らない状態で、もちろん歩行は出来ず。
しかし、ご本人のやる気はしっかりしていたので僕としても何か助けになることができればとリハビリを開始してみました。
最初は単純な軌道の抵抗運動、徐々に強度を高めて最近は手引きで補助しながらご自宅内の歩行訓練を行える状態にまでなってきました。
介助のヘルパーさんや看護師さんも驚いていたと笑って教えて下さいました。
この患者さんに出会って「とりあえずやってみる」ことの大事さを感じています。
担当の医師は、過度に期待をさせてしまうことを懸念してきつめな忠告をしたのかもしれませんし、診断当時は本当に状態が悪く、歩行なんてとても考える状況ではなかったのかもしれません。
でも、医師に「歩行は無理」と言われた方が歩行訓練までできるようになったことは
事実ですし、医師の言う通りに諦めていたら今の状況はなかったと思います。
もちろん、医師の意見もありますし、絶対に歩行までできるとは限らないことは十分に説明し、ご納得いただいております。
その上でできるかできないかわからないなら「とりあえずやってみる」こと。
結果が吉と出れば最高ですし、思ったようにいかなくてもその時にできることを強化していく。
「諦めたら試合終了ですよ。」どこかの監督の名言が心に染みます。
これからも「とりあえずやってみる」精神で頑張ろうと思います!
コメントをお書きください